ビジネス書の読み方

ビジネス書はファッション誌と同じ読み方だ。

 

 

小学生のころから「読書をしなさい」、とよく言われてきたように思う。

私は特別読書家ではなかったが、漫画よりも小説を好むような学生でまわりからは本をよく読む人だと思われていたかもしれない。

そんな私がビジネス書を初めて読んだのは高校生のころだ。

内容は「時間の使い方」だったか「仕事効率化」だったか、勉強ができるようになるための一つの手段に過ぎなかった。「これこそ私が思い描いていたノウハウがつまっている本だ!」と期待を胸に読み進めたことを今でも覚えている。

読み進めた結果、テストの成績は・・・

上がらなかった!

「ビジネス書?読んでも意味ないじゃん」とひねくれたわけでもなかったが、結果が出ないものからは手を引く。

大学に進学してからもビジネス書は本屋さんで立ち読み程度になった。

 

社会人になり、「仕事ができない」というよくある(?)悩みにぶつかり状況が改善しそうなものは手当たりしだい試していった。

その中の一つにビジネス書を読むということがあり、当時平置きされているような本は片っ端から読んでいった。

が、高校生の時の二の舞にならないようにするためにはどうするかを考えた。

とりあえず身につくまで実践しよう」これに尽きるかと。

ビジネス書って当たり前ですけど、読んだだけじゃ身にならないんですよね。実践して、できるようになって初めて払った対価に値するものなので。

 

実践はできる。だけど、その本が間違っていたらどうしよう?間違っていることはないにしても、それほど効果が上がらなかったときはどうしよう?と思った。

それなら、時間をかけて実践するだけの内容の本に出合うまでたくさん読んで吟味すればよいのでは?と思ったが、吟味する時間がかかる。

あー、めんどくさい!って投げ出しそうになったけど、さらに考えた。

たくさん種類があって実践しないと意味がないもの・・・

ファッション誌ってそうだよな!って。

読んだだけじゃおしゃれにならない。こんな服かわいいな~って何となくイメージを持ったらお店に行って試着する。実際に着てみてしっくりくるか確認する。

ビジネス書でも同じプロセスを辿ったらいいんじゃないかと思うのです。

服をマネするくらいわくわくしながら。

モデルさんをマネするくらいはっきりとしたイメージをもって。